北海道身体障害者新聞(第697号)

平成二十三年度第三回理事会の開催

　 当日は出席理事九名、委任状一名、であり、定足数を満たし、理事会は成立致しました。併せて監事二名も出席。議事録署名 人に澤田理事、工藤監事の推薦があり、全員が了承致しました。 　冒頭、赤坂勝会長より多忙の折、出席のお礼と理事会の円滑な進行の協力依頼の挨拶の後、議案審議となりました。
概略は次の通り

　　 一号議案
平成二十三年度特別会計・法人 会計の決算見込みについて事務 局より説明、質疑応答があり承 認されました。
　　 二号議案
平成二十四年度各種事業予算・ 法人会計予算について、質疑応 答後、承認されました。
　　　三号議案
一般社団法人へ移行に伴う諸規 定について、活発な質疑応答が なされ承認されました 。
　　 四号議案
平成二十五年度全道大会につい て、全国大会実施をもって全道 大会とすることで了承されまし た。
　　 五号議案
平成二十四年度東・北海道ブロ ック団体長会議の開催につい て。十一月二十九日、札幌ホテ ル ガーデンパレスで実施予定 の説明後、十二時十分閉会。

　 以上、全ての議案処理が終わり散会となりました。

「四月一日、札幌法務局において北海道身体障害者福祉協会は
社団法人から一般社団法人へと移行登記が完了しました。」

　 「昭和二十四年四月十日午後二時に設立して以来、六十三年、幾多の変遷を経て、近年は、加盟団体会員の高齢化と難局に一 致団結して更なる努力が求められている時であります。
　 昨年三月九日から北身協では内部の意識改革、徹底したコストカット、財政再建、再生に取り組んできました。 収益事業の改善策としては、地区協会と町村協会の日身連収益事業の販売額と還付金の増大 を目指し、もう一方の柱である自販機収益の増大を期するべく、設置協力者と地域の市協会、北身協が三位一体となって四月よりモデルケースとして新たな 飲料自販機の設置運営に取り組み始めました。
　 北身協の財政基盤の一日でも早い確立が、北身協と加盟団体の盤石な経済基盤につながるものです。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北身協常務理事談話

北海道身体障害者相談員連絡協議会の解散

　 相談員連絡協議会は平成二十四年三月三十一日をもって解散となりました。解散後の残余財産産につきましては身体障害者 相談員の活動の充実強化の取り組み、活用に役立てるとして、北海道身体障害者福祉協会に寄付されました。
寄付金額　　 　　　　二〇八、一九五円
寄付年月日　平成二十四年四月二日
　　　　　　　　　　 　　以上報告致します

第六十回全道身体障害者福祉大会千歳大会に係る
要望に対する回答

　 標題の要望に対して北海道保 健福祉部より回答がありました のでその一部を掲載致します。
要望一
　 「大雪が降ると手押し式信号 機の周りに大きな雪山ができ て、視覚障害者は、信号機の手 押しボタンが分からなくなり、 ボタンが押せなくなる。北海道 では除雪の際に、どうしても手 押し式信号柱の周囲に雪が溜り 視覚障害者の社会参加の妨げに なっているので手押し式信号機 の周りは、優先して除排雪して いただける様、国・道・市町村 と連携して対応してほしい。
「回答」
　 北海道が行う道道の除雪業務 のうち、手押し信号機設置個所 を含む横断歩道につきまして は、従前より降雪の状況や利用 の状況等に留意して実施してい るところです。 今後も、利用者の安全な通行 を確保するよう、引き続き取り 組みを進めて参ります。
要望二
　 「定形外の郵便物や宅配便の 配達の際に障害者も健常者も留 守にしている事がありますが、 不在票が入っていても視覚障害 者は読むことが出来ないため、 連絡先も分かりません。 不在票を入れる際、希望する 視覚障害者の留守番電話に、そ の内容を吹き込む等のサービスをして頂きたく、北海道から北 海道陸運局を通じて配送業者へ の協力をお願いして下さい。」
「回答」
　 外部に対して個人情報の提供 を行うことは、個人情報保護の 観点から支障があることから視 覚に障害のある方々への情報・ 意思疎通支援用具の一つとして 拡大読書器や活字印刷物を音声 で読み上げる機器などの、いわ ゆる 視覚障害者用拡大読書器 は、市町村が実施する日常生活 用具給付等事業の対象品目とさ れておりますのでお住まいの市 町村へ確認の上、これら機器の 活用をお願いします。

ＪＲジパング倶楽部特別会員に加入しませんか

　 ★加入資格〜　身 体 障 害 者 手 帳 所持の男性六十歳、女性五十 五歳以上の方で、
　　　各地の身体 障害者福祉協会の会員の方。
　 ★入会金〜　無料
　 ★年会費〜　一、三〇〇円
　 ★特典〜　会員（第一種障害者 の場合は介護者ともに）の特 急料金等が二〜三割引となる
　　　　（乗車券が二〇一キロ以上の 場合）但し、ゴールデンウイー ク、お盆、年末年始は除外

■【申し込み・問合せ先】■

★新規入会、会員募集中★

　 北海道身体障害者福祉協会を取り巻く環境は大変厳しいもの があり、会員の高齢化、減少は 協会の悩みの一つであり、手を こまねいていては状況は悪化す る一方であり、事業に取り組み 会を活性化し、会員加入を働き かける努力が必要です。
　 既存個人会員で会員となって いない障害者の方が近くにおら れましたら是非とも入会の勧誘 を積極的に働きかけて頂き、会 員増に向かい地元の協会と一丸 となって行動するよう紙面を もってお願い申し上げます。

■【問合せ先】■

（職員紹介）
□常務理事・事務局長　泉　　　　 司（センター所長兼務）
　　　　　　□書記　　　　　髙橋ますみ
　　　　　　□書記　　　　　岡本　耕侍
　　　　　　□書記　　　　　川村　　 真

　

北身協事務局事務分掌(PDF版)

自立生活センターさっぽろ十五周年記念イベント

　来る五月二十日、札幌市中央 区において、障害分野における 世界的リーダーであり、社会弱 者の人権を守るための活動をラ イフワークとされ、これまで三 十年以上、世界中の障害者団体 と連携し、障害者運動の第一線 で活躍してきました。アメリカ、 バークレーの自立生活センター の共同設立者であると同時に オークランドの世界障害研究所 の立ち上げにも関わりました。 その後、クリントン政権下の教 育省次官として、同省の特別支 援養育とリハビリテーションを 担当、特別支援養育プログラム に関する法整備をはじめ、障害 分野の研究や職業訓練、自立生 活などに注力し、八百万人といわれるアメリカの障害者のため 尽力しました。
　 現在、米国国務省特別顧問を 務めておられますジュデイ・ヒ ューマンさんを特別講師として 招き講演会とパネルディスカッ ションが開催されます。

　 主催者　 ＮＰＯ法人 自立生活センターさっぽろ
　 「日 時」　五月二十日（日） 十三時〜十七時 交流会 十八時〜二十時
　 「会 場」　札幌国際ビル八階 中央区北四条西四丁目
　 「参加費」五〇〇円（定員百名）
　　　　　　　 　交流会費一、〇〇〇円
　　　　　　　　　　　 　　　　（自由参加）

盲ろう者通訳・介助員派遣事業の利用登録申請について

　 あなたのご家族や周りに視覚と聴覚に重複して障害のある方はいませんか？北海道身体障害者福祉協会では、この様な方に対するコミュニケーションや移動等の支援を行う「盲ろう者通訳・介助員派遣事業」を無料で実施しております。
　 是非、盲ろう者の方やご家族に、この事業を紹介して通院や買い物などで利用されるようにお伝え下さい。
　 なお、事前に利用登録が必要となりますので、登録手続きなどはお問い合わせください。

■【問合せ先】■

■困りごと、悩みごとは「障がい者一一〇番」へ■

　電　話 ０１１―２５２―１２３３
　Ｆ Ａ Ｘ ０１１―２５２―１２３５

お詫びと訂正

　 三月号掲載、川柳の作者の氏 名に訂正があります。
　（誤） 釧路町 加賀 貢
　 （正） 釧路町 芳賀 貢
　 大変失礼致しました。